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北陸電力、能登半島地震の震源周辺を精密計測-地形変化など、面的把握が可能

 北陸電力は15日、3月25日に発生した能登半島地震の前後に実施した震源域周辺での精密な地形計測について、今後の地震研究に貴重なデータが得られたと発表した。昨秋に航空レーザー計測を行ったが、そのわずか数カ月後に地震が発生したため、直後にも再度計測した。地震の発生前後に余震分布域で、精密な地形計測を実施していたことは、世界的にも例がないという。同社では学会などの場で発表しつつ、地震研究の進展に貢献していく構えだ。

[英語]米国での能登半島沖地震報道


 このデータを用いた解析の速報は、19日から千葉・幕張メッセ国際会議場で開催される「日本地球惑星科学連合2007年大会」で発表する。それに先駆けて18日からは、震源域における詳細な立体地形図(成果の一部)を、同社のホームページ(http://www.rikuden.co.jp/)で見られるようにする。

 航空レーザー計測とは、航空機から下方にパルス状にレーザーを照射しながら飛行することで、地表面の詳細な3次元座標を計測する方法。

 今回、昨年10~12月にかけて航空レーザー計測を能登半島地震の震源域で実施しており、地震発生直後の3月26日と4月7日にも再度計測した。地震発生の直前、直後に余震分布域で精密な計測を行ったことから、2つの時期の面的なデータを比較することで、垂直変位量だけでなく、水平変位成分も抽出できると考えられている。

 現在、同社はアジア航測、東京大学地震研究所ともに、地震による広域的な地殻変動、土砂崩壊などによる地形変化を、面的に把握する基礎資料を得るため、慎重に計測データの解析を進めている。

 「日本地球惑星科学連合2007年大会」は19~24日に開催される。同社の発表は「航空レーザー計測による能登半島地震発生前後の地形変化」と題したもので、19日に行われる。
 データ解析の速報を発表するとともに、最新鋭デジタル航空測量カメラ(DMC)による約1億画素の高解像度カラー画像の解析も加えて、概要が紹介される。


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